メンバーインタビュー(取締役)/SEEDATAは出る杭を打つようなことはしない、むしろ引っこ抜いてあげるスタイル【後編】

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■SEEDATAの魅力として「インターンであっても自分のやりたい仕事ができる」という声が多いのですが、仕事の割り振り方に関して意識していることはありますか?

基本的には社員とインターンで毎日夜ご飯を一緒に食べていて、食卓をともにしているから、それぞれが今何をやりたいか、わかるんですね。それで「これはこの人のやりたいことのためになるな」という調査を一緒にやるようにしているから、いいところを伸ばしてあげるというスタイルですね。

SEEDATAは出る杭を打つようなことはしない、むしろ引っこ抜いてあげるようなスタイルなので(笑)、出る杭を見つけてきて、引っこ抜けるようなプロジェクトに入れるようにしていますね。

■毎日食事をともにするというのは、どういう経緯で始まったのでしょうか?

宮井さん(代表)が急に言い出したんですよね、「学生に飯食わしてあげなよ、飯は一緒に食わなきゃだめだよ!」って。宮井さんはあまり一緒に食べないんですけど(笑)。

宮井さんって新しく入ったインターンにも「元気?」とかじゃなくて「飯食ってる?」って声をかけるんですよね。その声かけは結構いいなと思って、「あんまり食べてません」とか言うと、「じゃあ飯行こう!」って言って、そこでいろんな話をするんです。

仕事中に僕らがインターンに「何やりたいの?」とか「最近何に興味あるの?」って聞くと、どうしても、なにか意図があるんじゃないかとか考えちゃうんです。SEEDATAにとっていいことを言おうとか、頭のいいこと言おうとか、本当に普段思ってることではなく、無駄な思惑を考えがちなんですが、食事の場だと本音を話しやすいんですよね。

だから僕らが仲良くて、上下関係がないような雰囲気があるのは飯のおかげですね。お酒を飲むとプライベートモードに切り替わり、仕事に活かせないことが多くなるのでお酒は飲みません。職場じゃなくちょっと離れた場所で、家の食卓を囲むような感じでの会話がベスト。家族団らんの時間という感じですよね。半分仕事モード、半分プライベートモードのミックスなかんじがすごくおもしろいんです。

インターンが増えてくるにしたがって、どうしても全員と直接話す機会が減ってしまうんですが、「飯食いに行くよ」っていうと学生はオフィスに来てくれるので、そこで会話がうまれるのがすごくいいですね。

■藤井さんはどういう人にSEEDATAに入ってほしいですか?

今現在入ってはほしいのは、SEEDATAに全然関係なさそうな研究をしている人。

今のインターンの中で、脳科学を研究している人がいて、午前中にオフィスに来て、お昼くらいに「ちょっと細胞の様子見に大学に戻ります」って大学に行ったり(笑)。そういうのってすごく刺激になるし、「脳科学の観点ではこういうのがあるんですよ」とか教えてくれて、勉強にもなる。プチ有識者的な大学生や、なにか語れる知識やユニークな行動をもっている人に入ってきてほしいかな。

今まではデザイン思考とかエスノグラフィとか、僕らがやってるフィールドに近い分野の人であるほど、僕らもパートナーとして一緒にできるし、すごくおもしろかったんです。この領域の人たちは、創業2年でたくさん入ってきてくれたので、ちょっと変わった人がきたほうが僕らも刺激になりますね。

最近だと、デバイスにキークな大学生で、スマホが好き過ぎて日本発売の前に海外から輸入する人や、大学生女性のトレンドに特化して情報収集している人に会ったのですが、すごくおもしろいし刺激的ですね。突飛な考え方を持ってる人が来てくれると嬉しいですね。

■藤井さんはSEEDATAに今後どうなっていってほしいですか?

宮井さんの弟子探しって話があったけど、SD/V(※1)みたいなかんじで、のれん分けしていけばいいなあ。

各自ここで学びたいという思いがあって来ているので、のれん分けして、もっと若い人だけを調べるSEEDATAができてもいい。ここで得た考え方や視点を、世の中の違う分野に活かす人が巣立って行ってほしいですね、SEEDATAの考え方を持ったラーメン屋でも餃子屋でもいいし(笑)。分野横断で考え方を持った人が巣立つことを夢見ています。

SEEDATAの会社ロゴはタンポポの綿毛がモチーフなんです。タンポポの綿毛のように色んなところに飛んで行き、花開くというのが僕らの理想です。もともとはクライアントに僕らのもってるデータを活用してもらい、クライアント内で花開けばいいなと考えていたんですが、クライアントの域を超えて、いろんな場所で花開いていけばいいと思います。

(※1:様々な領域の事業アイデアを保有する博報堂グループのSEEDATAと業務提携を結んでいる、インキュベーション企業)

■SEEDATAで学んで独立していってもかまわないということでしょうか?

SEEDATAの文化が外に開くことが理想なんです。内側に閉じていたら、どうしても小さい世界になります。僕らは商品開発や事業開発の分野でお役立ちしていますが、もっと広い領域で、SEEDATAの考えが広がってくれたほうが、結果として巡りめぐって良いことがもどってくる気がするんですよね。

今、オープンソースでいろんな企業が自分たちのリソースを公開していますけど、それは、めぐりめぐって自社にフィードバックが戻ってくるからですよね。外部にに出しているように見えて、それって結局は自分にベネフィットが戻ってくるから。だからオープンになるべきだと僕は思いますね。

■藤井さんの中でSEEDATAの5年後のビジョンはありますか?

ビジョンではないですが、考えているのは遠隔で働いているメンバーが増える気がしますね。「ちょっと今月大阪で働いています」みたいな。「大阪に行ったらこういう面白い人がいたので一緒に仕事します。誰か入りませんか?」って言ったら福岡にいる別の人が参加するというような。そういうサテライトなワークスタイルをする気がするんです。

サテライトからどんどんプロジェクトが派生していって、東京が中央集権的でなくなり、ひとりひとりが流動的に働けるスタイルになればいい。

メンバーも、来月は「料理人の〇〇さんが入るよ」というような、社員という枠を超えて、プロジェクトごとに多様な人と働きたいです。

でも、週に一度は本拠地にご飯を食べに来る、実家(SEEDATA)にみんなが帰ってくるのが理想ですね。

■藤井さんにとって宮井さんはどんな存在ですか?

僕の中で意識しているのは、宮井さんは風呂敷を広げる存在ですね。

宮井さんは「これをやりたい」というビジョンを語る立場なので、風呂敷を広げやすいように意識していて、僕は風呂敷をたためるように、たたみ方を考えます。

たまにとんでもなくデカい風呂敷を広げてきたら、無視することもありますけど(笑)、そういう役割分担はお互いの中であると思いますね。

これに関して、意識のすり合わせをすることはないです。宮井さんも僕も、人の長い話聞くの嫌いなんです(笑)。だから直接話さなくても、宮井さんが話しているのを横で聞いていて「最近こういうことを考えてるんだな」って思ったり、察しながら、風呂敷のたたみ方を考えます。

インターンとご飯を食ってると「最近宮井さんはこんなこと言ってた」という情報も入ってくるので、聞かずしてわかりますね。

ただ、僕自身は宮井さんをサポートしているという意識はなくて、宮井さんの広げた風呂敷に共感しているんでしょうね。宮井さんが「これおもしろいな」と言ったことが、「形になるとどうなるんだろう?」とわくわくしながらやっています。もちろん、すべての風呂敷をたたもうとは思っていなくて、僕の中でもおもしろいものだけを意図的にたたんでいる気がします。

宮井さんの場合、広げる風呂敷が多すぎて、形にできるかどうか気にせず言うので(笑)、それがおもしろいんです。僕は現実的すぎることには興味がなくて、現実的な風呂敷は誰か他のメンバーがやるだろうと思っている。

宮井さんは「その視点来たか!」と意外性のあることを言うから、好奇心をくすぐられるし、やりがいがあるんですよね。

■どういう人がSEEDATAに向いていますか?

いまに満足しない人です。少し先の世の中を見たいとか、少し先を考えたいと前のめりに、今に我慢できない人ですね。SEEDATAって時代の少し先読みを意識するので、保守的な人には合わないと思いますね。「俺はこう思う」とか自分ならではの哲学を持っているアグレッシブな人に来てほしい。

「エクストリームユーザーはエクストリームユーザーに優しい」という話があって、自分の考えをしっかり持ってる人って、違う考えの人にも共感できる。僕らもこれだけユニークな人たちに会っていると、自分の哲学持っている人のほうが共感できるし、一緒に仕事をしていて楽しいですね。

■ありがとうございました!

代表の宮井氏に続き、取締役の藤井氏インタビューをお届けしました!インタビューをしていて感じたのは、代表と対照的でありながら、コアな部分が共通しているということです。会話をする時間があまりなくても同じ方向を見ているということからも、お二人の特別な関係性を感じました。

次回はコアメンバーのインタビューをお届けします。

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