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クリエイティブな生き方を選び、「デザイン」の世界に身を置く理由

個性溢れるメンバーの魅力が伝わる「人をつくるアルサーガ。」連載第22回は、UX/UIデザイナーの田中が登場!

田中は、高校時代の1年間、アメリカのウィスコンシン州に交換留学を経験。大学卒業後、Apple Japan合同会社へ入社。そこでUX/UIデザインの魅力を知り、独学で習得。2020年05月に、UX/UIデザイナーとしてアルサーガパートナーズへ入社しました。

就活時の挫折経験から、一人のメディアアーティストの考えに救われ、デザイナーを目指すことになった彼が、現在UX/UIデザイナーとして大事にしている「違和感」と「居心地の悪さ」について、これまでの歩みとともに聞きました。

過去のトラウマからデザイナーの道を切り開く

――デザイナーを目指したきっかけを教えてください。

田中:実は、自分の抱えていた障碍が関係しています。吃音症といって、言いづらい単語があったときに、急に言葉がつっかかってしまうんです。

大学生の頃の話になりますが、僕は経済学部を専攻していて、卒業したらコンサルや広告代理店に就職したいと思い、意識高く取り組んでいました。

そして、これまでの大学四年間の集大成をぶつけるぞ!という就活の場で、自分の名前が言えなかったんですよ。

僕はこれまで何をやってきたんだろうと、その時は恥ずかしくもあり悔しかった思い出がありました。

▼本人が執筆した過去の経験について
デザインと吃音症。バグと共にクリエイティブに生きる。

――え、今では考えられないです。

田中:そうですよね。でもその当時は、その出来事がトラウマとなり、思い出すだけで変な汗が出たり、呼吸が荒くなったり、精神的にまで追い詰められていました。

このままではいけないと思い、この環境から距離を置こうとまず物理的に、日本から海外へバックパックしようと考えました。そして海外へ行き、文化を学んだり、本を読んだりしてインプットをし続けていました。

そんな日々の中とあるニュース記事で、落合陽一というメディアアーティストが言っていた“ 障碍が障碍でなくなる時代を作りたい ” という言葉に衝撃を受けました。

その考えに救われ、同時に「生きづらい世の中なら自分で変えてしまえばいい」という目標もできました。

それを実現するにはどうしたらいいか考えたときに、世の中を変えていく可能性があるものとして、映画や音楽やファッションのような、オシャレなものやかっこいいもの、美しいものがあると思いました。そして、人の考えもファッションだし、デザインにもそういった可能性があると考えていました。

AppleのMacBookって持っているだけでかっこいいですよね?MacBook airが発売した当時、カフェで使っている人たちを多く見たと思います。

人々がそこまでMacBookに熱狂したのには、プロダクトに対する哲学・優れたデザイン性・ひいてはSteve Josの存在自体など、ファッショナブルなものが中心にあると思っています。

そういった人々を熱狂させるものの一つであるデザインに関心がいき、デザイナーを志したきっかけにもなりました。

人々を魅了するデザインの思考について学ぶ

――それで前職ではAppleに勤めたのですか?

田中:はい、まずはAppleのデザインの思考や会社のカルチャーを学びたかったです。

当時は、セールスを担当し、並行してグラフィックの専門学校へ通っていました。また、社内では勉強会が随時開催されており、そこで色々と学ぶことができました。

中でも一番興味を持ったのは、障碍者の方でもiPhoneを使えるようにする、アクセシビリティという考え方でした。

障碍者用の携帯を作るのではなく、皆と同じiPhoneを障碍者の方でも使える、というところに意味があり、価値があると思っています。

そして、ロマンを語るだけではなく、そのロマンを実現するデザインとテクノロジーの凄さを、販売する当事者として、身をもって感じました。

店頭では、目の見えない方や耳が聞こえない方と実際に接することも度々あり、そのようなユーザーに与えている影響の大きさも実感しました。

そして次第に、デザインで人々の生活を豊かにする、UX/UIデザインというものに興味を持ち、独学で勉強を始めました。

コンフォートゾーンを抜け出し、さらなる成長へ

――最終的にAppleでデザイナーとして働こうとは思わなかったのですか?

田中:それはなかったです。結構変わってるねと言われるのですが、居心地の悪さがとても大事だと思っていて、居心地が良いと思ったら成長がないなと感じてしまうんです。

Appleは福利厚生や給料面など、働いている人材に対する待遇がとても良いのですが、僕にとっては居心地が良すぎてしまってだめだなと。

何かしら乗り越えなければいけない壁がある中で過ごしている方が、生きている実感があるんですよね。

あとは、Appleという会社名が大きすぎることにより、自分が頑張っているからなのか、会社がすごいからなのかが分からなくなっていました。

でもそれは、結果を出してから言うべきだと思い、営業成績で1位を獲りました。その時にようやく確信を持ち、悔いなく辞めようと思いました。

――辞め方がかっこよすぎます(笑)。

――アルサーガに決めた理由を教えてください。

田中:次に就職する時は、デザインをメインでやりたいと思い、デザインで有名な企業の求人を見ている中、たまたまアルサーガを見つけました。

最初は、“ 営業部隊のない会社 ” って珍しいなと思い見たのきっかけですが、その中に泰明さん(代表)の「バグは否定しない」という言葉を見つけ、自分の持っている障碍=バグと重なり目を惹きました。

さらに、「否定をするなら代替案を」とも言っていて、そういう考え方をする人のもとで働いてみたい、と思い応募しました。

そして、実際に面接で泰明さんと話してみたらやはり面白く、アルサーガで働こうと決意しました。

バグを否定しないカルチャー

――他の会社も考えていたのですか?

田中:はい、他でも面接を受けていました。ただ、自分の障碍のことや将来の想いを話すと「ロマンがあるね」と相手にされないことが多かったです。

でも、泰明さんだけは面白いね!と言ってくれたんですよ。
バグは危険だから排除しようという考えではなく、バグの部分を受け入れてくれるカルチャーがとてもいいなと思いました。

そのカルチャーは、Appleと似ている部分でもありました。Appleではダイバーシティを謳っていて、色々な人が集まっていました。アルサーガも良い意味で変わっている人がたくさんいるじゃないですか(笑)。

イノベーションを進める上では、それぞれのバックグラウンドから派生するバリエーションのある意見がある環境、つまり多様性のある環境が一番大事だと思っているので、そのような考え方にはとても好感が持てました。

――入社してからの泰明さんの印象はいかがですか?

田中:ギャップはあまりなかったです!一言で言うと、少年みたい!(笑)

でも、その少年のように理想に燃えることは、とても大事だと思っています。
そして泰明さんは、常に皆の一歩先を見ていて、人に先を見せる力があり、共感を得るのも上手だなと感じています。

また、一社員の僕でも泰明さんへ直接意見できる環境でもあり、その意見を否定をされることもありません。社長だけど、こうしてメンバーとの距離が近いところもいいですよね。

――そうですね。否定されるだけはなく、もっとこうしたらいいかも!と、必ずプラスの提案をしてくれますね!

デザイナーの本質、そしてアートとの違い

――UX/UIデザイナーの業務について教えてください。

田中:弊社では、UXとUIデザイナーのくくりが一緒になっていますが、UXデザイナーは、戦略フェーズから携わり、お客様と一緒に話してデザイン設計を組み立てていきます。UIデザイナーは、そこからユーザーの目に見える形でデザインを作ります。

弊社のデザイナーは、システム開発におけるUIデザインの業務が多いですが、僕はUXデザインから携わりたく、今のプロジェクトは最初の設計部分から関わっています。

現在、不動産のDX開発のプロジェクトに参画していますが、日本ではまだそのような開発の前例がありませんでした。

そこで、海外の似ているサービスのUXのフローを調査し、そこから日本に合うUXのフローを考え、デザインのサンプルを作り、検証していきました。

UX/UIデザイナーは、ユーザーにとって最適なストーリーは何なのか、心理的な部分を考えていくのが重要になります。

――この前読まれていた心理学の本も関係してきますか?

田中:関係しています。デザインは「センスに基づいて作られたアート」と思われがちですが、それは違うんですよね。

デザインには必ず根拠があるので、ロジックで説明できないといけないと思っています。
そこが、アートとデザインが明確な違いになります。

デザイン的なセンスがあるかないかが大事ではなく、デザインの引き出しがあるかないかで作れる幅が変わってくると思っています。

それはエンジニアも同じで、メインで使用している言語の他のコードの書き方を覚えれば、できることの幅も広がりますよね。

その引き出しを増やすために、心理学や認知学、脳科学を興味で勉強しています。

――不動産のDX開発で心理学はどのように役立ちましたか?

田中:デザインに対して、違和感をどのようにうまく作るかという点で役立ちました。

日常生活でデザインに対して、違和感のあることが少ないと思っています。
例えば、インターネットで何かを登録をする時に、分かりづらさもなく、流すようにして登録しますよね?そこに少しの違和感が存在することで、目を惹くきっかけになります。

その違和感を作る過程で、ユーザーの心理について考えるときに心理学を参考にしています。

デザインは専門家だけのものではなく、みんなのもの

――それをどのように形にしていくのですか?

田中:僕は、デザインが出来上がったら、エンジニアにも必ずレビューを依頼します。

デザインをずっと設計していると、次第に、「デザインの最適解は何なのか」と本質を掴みにくくなることが起きると思っています。

早い段階でエンジニアに相談することで、エンジニア視点でのアドバイスをもらうことができ、新しい発想が生まれることもあります。 デザインを作る上で、こういったエンジニアとのコミュニケーションが大事だと思っています。

また、自分のポリシーとして、デザインやクリエイティブをみんなのものにするというのがあります。

一つのプロダクトを作る上ではワンチームなので、皆のアイデアを取り入れることで、より良いプロジェクトを生み出せると思っています。

チームの一人ひとりが、自分の温もりを感じられるプロダクトが生み出せると、リリースしたときの感動も違うと思うんですよね。なので、デザイナーがチームの中でできることとして先程のポリシーを掲げています。

互いを知り、最高のチームワークに

――チームワークを良くするため心掛けていることはありますか?

田中:「思いやり」の気持ちを忘れずに、エンジニアが気持ちよく仕事をできるようにできる限り努めています。

そのため、エンジニアが何を求めているか、その視点を得るために、実装経験を3〜4ヶ月積みました。。

エンジニアはこういう目線で情報がほしいんだとか、こうやって動くと情報を知った上でコミュニケーションを取れば良いんだということが勉強できました。
その甲斐あって、プロジェクトチームでの、デザイン上のコミュニケーションに関してはスムーズになったかなと思います。

また、同時に、エンジニアってめちゃくちゃ大変だなと実感しました(笑)。デザインの修正は1つ2〜3分で終わるのに対し、エンジニアは1日かかることもあるんですよ…。

その大変さを知ったからこそ、エラーが起きないようなデザインを最初から考えようと強く意識するようになりましたし、その意識はこれからも持ち続けたいなと思っています。

――お互いを知ることって大事ですよね。その姿勢尊敬します…!

――最後に今後の目標を教えてください。

田中:前述の通り、違和感と居心地の悪さを大事にしていきたいです。

現状維持というのは、自分にとっては後退してる感じがするので、今後も良い意味で「居心地の悪さ」に身を置きたいと思っています。

また、上流工程でデザイン人材がいる環境を増やしていきたいです。そのためには、プロダクトにおいてのデザインへの理解を広げていきたいと思っています。

――ありがとうございました。

(写真=App Div 吉田、文=広報室 宮崎)

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