This page is intended for users in Hong Kong(Chinese (Traditional)). Go to the page for users in United States.

[創業者対談]クラウドエース×株式会社カオナビ(2/3)



Part2: 一番苦労したこと

前回の記事はこちら


吉積: では、一番苦労したことは?

柳橋さん: うーん、苦労したことって全部だから、なんかもう分かんないなぁー(笑)なんだろうなぁ、1番の苦労って...

吉積: ちなみに、福留さん(株式会社チェンジ 代表取締役兼執行役員社長)は「ない」って言っいてました(笑)

柳橋さん: そりゃあないでしょう、あの人は(笑)。僕は色々テストとかを受けると、苦労とかストレスとかをすごく感じやすい性質らしいです。なんだけど、それを全部飲み込むタイプらしいんです。飲み込んで頑張る。一番の苦労はまずお金ですよね。資金調達がすごく難しくて。それで、調達したら次はそのお金が減っていくというまた違う恐怖が発生して...それ以上の恐怖はないですね。



吉積: なんかブログを読んだら、気がついたら黒字になってた、みたいなことが書いてあったけど、そんなことある!?

柳橋さん: それはちょっと端折り過ぎだけど(笑)当時恐怖が大きくて、キャッシュの予測とかPLとか...残キャッシュを見るぐらいしか余裕がなかったんですよ。要するに、先を見ちゃうと恐いから、今月の残高だけをみていました。先を予測するとどんどん暗くなっちゃうので、「今月は残高まだ残ってるから大丈夫」みたいな...(笑)

吉積: 予測して、上向きにはなっていないわけ?

柳橋さん: そういう上向きのカーブになる前に、こう(下向きに)死ぬ、っていう絵が見えてたんですよ。だから、僕は残キャッシュ経営してたんです。、売上は見ないっていう(笑)で、それをしてたら、ある日残キャッシュが減っていないことに気づいたんですよね。「あれ、ちょっと増えたぞ?」みたいな時があって。そのときに売上とか、顧客数とかちゃんと揃えて見ると、「あれ、ちょっと形になってる」と思って、それくらいから真剣に事業計画をKPI設定して作り出して。

吉積: それは1回目の出資の間?

柳橋さん: そうですね。

吉積: 2回目の時は?

柳橋さん: その頃はもう黒字化していて、こんなにも気持ちの余裕が違うんだって思いましたね。出されなくても全く困りませんよくらいに思っていました(笑)。

吉積: 出してもらったら使うし、出されなかったら別に今のでどうにかするに、みたいな感じ?

柳橋さん: そうですね。今思い返しても、1回目の出資の時の、キャッシュがどんどん減っていくあのジェットコースターみたいな経験は、もう二度としたくないですね。

吉積: 足りなくなったらまた出すよ、みたいな話にはなってなかったんですか?

柳橋さん: そういう話ももらってはいたんだけど、やっぱりそういうのに甘えちゃいけないと考えていました。VCにとってずっと金食い虫になるだけなのも、なんかなぁと。だから最初の5000万円で、絶対に、小さくてもいいから軌道に乗せるっていうのを自分に課していました。そしてそれがダメだったらもうやめようと思ってたんですよね。才能がなかったってことだ、と。それぐらい自分を追い込んでましたね。

吉積: ストイックですね。僕はそれを使って伸ばす!ってタイプですね。

柳橋さん: 僕はストイックですよ(笑)その苦労が、2012年の4月くらいに調達して、2012年の暮れまで、8ヶ月間くらい続きました。

吉積: その間は何をやって、どうにかなったという感じなんですか?

柳橋さん: お客さんのニーズはある程度見え始めていたので、それを最小の開発費で作って、最小の稼働工数で売る!みたいな。とにかくランニングコストを使わないで作って売るっていうことを、いかに短期間でやるかをひたすら考えてましたね。SaaSビジネスは、雪だるまビジネスじゃないですか。小さい雪玉を転がしていけば大きくなっていくというモデルなので、その最初の雪玉をいかに小さく作るかっていうことをずっと考えてましたね。

吉積: 顧客何社くらいで黒字になったんですか?



柳橋さん: たしか20~30社くらいですね。それで当時いた社員4人の給料とオフィスのランニングコストがまかなえるようになって、すごく気持ちが楽になりましたね。VCも褒めてくれたし。トンネルを抜けたような感じですね。

吉積: じゃあそこからは広告を打って、認知を広げていくフェーズになったんですね。

柳橋さん: もうそれって、ただの楽しいだけの仕事じゃないですか。最初の辛さが半端じゃなかったので、広げていくというフェーズは、楽しくて仕方なかったですね。ノンストレスで。だからお客様が20社くらいから500社に増えていく過程は、本当に面白かったですね。仕事ってこんなに面白いんだ!みたいな。やる事やる事、全て基本的にはうまくいきました。

自社の社員が100人を超えるようになると、やっぱり組織的な問題も出てくるんですよね。当時社員が30~40人で、お客様が増えていく過程は毎日楽しくて、るんるん気分で会社にきていました。

吉積: 広告やめればすぐ黒字になる、みたいな感じだった?

柳橋さん: そうですね。でもVCは突っ込め!って感じだったので、逆にあんまり調子に乗らないで、抑え気味にいこうって感じでした。


上場を決意した瞬間



吉積: VCから資金入れてもらった時は、上場する気はなかった?

柳橋さん: 僕はあんまり上場っていうものに執着がないんです。でも、5000万も入れてくれたVCの期待を裏切るわけには絶対いかないというのもあり、しなきゃいけないみたいな想いはありました。

吉積: 上場を決めて、半年で準備した、とありますが?

柳橋さん: いえ、もちろん半年前までにも準備は進んでいました。吉積さんもこれからなるかもしれないですが、マリッジブルーみたいな"上場前ブルー"な感じになったんですよ。結婚して子供が生まれるのもいいけど独身もよかったなみたいな気持ちと同じで、上場するものいいことだけど、未上場で自由にやるのも良かったんじゃないかみたいな。というのも、上場ってプロセスがすごく面倒臭いんですよ。

吉積: じゃあ、上場を覚悟した瞬間が半年前、って感じなんですね。

柳橋さん: はい。上場プロセスを進めるスタッフがすごく有能で、困ったことが1度もなかったので全部順調に行きました。結婚を決めたらご両親への挨拶も式場もスムーズに決まっちゃって、「えっ、俺もう明日結婚するの!?」みたいな(笑)。あまりにも順調すぎて、半年前くらいにすーっと押し出されちゃって、覚悟を決めた感じですね。

吉積: 上場を目指そうってタイミングはいつだったんですか?

柳橋さん: う〜ん、上場1年前じゃないですかね。最後、申請期に入る契約があるじゃないですか。その前はまだ止められるんですよね。僕にはバイアウトっていうオプションもあって、個人の利得のためだと、その方がいいんですよ。でも、そうではなく上場しようと考えたのは、やっぱり社員が喜ぶんだろうなと思ったからです。社員だけではなくて、取引先や既存株主の皆さんも。お世話になったすべての利害関係者に喜んでもらうために決断しました。

吉積: なるほど。バイアウトってオプションもあったんですね。

柳橋さん: そうですね。でも最後は、皆さんのために上場を選びました。結果、吉松さんもすごく喜んでくれたし、取引先も喜んでくれたし、吉積さんはじめ、アクセンチュアの同僚も喜んでくれたし、これで良かったなって感覚はありますね。

吉積: この対談も上場していなければなかった訳ですからね!(笑)

柳橋さん: そうですね(笑)


上場前の様々は思いを語っていただきました。

最終回の次回は、上場後について、語っていただきます。

クラウドエース株式会社的招募
1 Likes
1 Likes

本週排名

展示其他排名