楽天、ユニクロからSocialGoodへ!エンジニアとしての飛躍とは?(前編)
Social Good FoundationにCTOとしてジョインしたTantomo Andrewさん
(日本語がペラペラ!!!)
エンジニアになったワケや開発について熱く語っていただきましたので、ご一読いただけますと幸いです♪
キッカケは大学院
ものづくりが好きで、デジタルメディア制作を学ぶために日本の大学院に進学しました。メディアデザインという珍しい研究科なのですが、社会にある(存在している)問題を解決できるメディアを作るというテーマで、学生同士でチームを組んで、それぞれが得意分野を生かしながら一緒にプロジェクトを立ち上げ、学んでいきます。
その当時、私はUI/UXデザイナーを目指していたので、プログラミングを勉強するつもりはありませんでした。
ですが…プロジェクトでプロトタイプを製作するためにプログラミングについて少し学んでみると、基本的な考え方を理解するのにそれほど時間がかからず、自分に合うなと思ったのです。
プログラミングができればいろんなものが作れる!ということに気が付いて、真剣に取り組むようになりました。
その後、教授と他の学生とも協力して、研究用のモバイルアプリとバックエンドのシステムを作ってみました。
私が作ったシステムは商品の口コミを増やすためのゲーム化させたSNSで、口コミを投稿することによってアクセスできる情報がどんどん増えていくという仕組みが組み込まれています。
これが私にとって初めてのシステム開発で、エンジニアとしてキャリアを始めるきっかけとなりました。
そして日本でエンジニアとして働く事に
大学院を卒業して、EC事業を中心とした日本のIT企業にアプリケーションエンジニアとして入社しました。
新卒として入社した頃はエンジニアとしての経験が少なかったので、他の同僚にキャッチアップするのが大変でした。
設計、開発、運用の専門用語やルールを一生懸命勉強したのを覚えています。
大手の会社では、大きいサービスの開発に携わるものの、仕事の範囲は狭いというケースがよくあると思います。
私の場合はスタートアップサービスの開発に携わっていたので、大手でありながらも、スタートアップの文化を体験することができました。
自分のメンターのような存在である先輩からたくさんの知識を教えていただき、スキルが上がって仕事の幅もどんどん広がっていきました。
短い期間でのウェブサービスの開発を皮切りに、デスクトップアプリ、モバイルアプリの開発まで様々な経験ができて、素晴らしい環境に恵まれていたと思います。
その後、日本のメジャーなファッション企業に転職することになり、グローバルECアプリ開発プロジェクトに参加しました。
私が所属していた開発チームは多国籍で、キャリアやバックグラウンドもさまざま。今まで使ってきたツールや技術も異なっていたので、チームメンバー同士でお互いにアイディアを交換して、モバイルアプリの専門知識を勉強する良い機会となりました。
あるプロジェクトでは、UI/UXデザイナーやビジネスの方々と近くで働くことになって、アプリ開発における技術の視点だけではなく、UI/UX、そしてビジネスの視点を意識するようになりました。
エンジニア目線で技術だけにこだわらず、他の視点とのバランスも取ることができれば、コミュニケーションがスムーズになって、他のメンバーからも信頼されるようになり、良い結果につながると思います。
(Andrew T. 談)
後編へ続く