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不動産Techのスタートアップ、NOW ROOMの創業秘話と、CEO千葉が目指す先とは

株式会社NOW ROOMは、「暮らすを自由に」を企業理念に掲げ、創業者ならびにCEOの千葉史生によって2019年7月1日に誕生しました。ベンチャーキャピタルであるニッセイキャピタルから資本金1億円を調達し、翌2020年5月18日に、初期費用0円で1ヶ月から今すぐ見つかる賃貸アプリの「NOW ROOM」をローンチしました。

NOW ROOMは、不動産Techのスタートアップであり、短期賃貸のプラットフォーマーです。不動産Techとは、不動産に関連する事業や業務にテクノロジーを取り入れ仕組み化することで、新たな価値を生み出す製品やサービスを指します。(海外では、「Prop Tech」や「Real Estate Tech」などと呼称されることも)

およそ46兆円と言われる巨大不動産業界ですから、普通賃貸市場や宿泊市場は、レッドオーシャンの状況下です。ではなぜ、創業者の千葉は「不動産Tech」を創業するに至ったのか。そして、勝算はどこにあると考えているのか。千葉に聞きました。

創業者兼CEO千葉史生(Fumio CHIBA):神奈川県出身。早稲田大学教育学部、ロンドン大学Kings College校Postgraduate卒業。

ーー千葉さんは不動産業界でキャリアをスタートされたわけではありませんよね?

はい、日本の大学を卒業後、イギリスの大学院に進学し、現地でSierに就職しました。担当は法人営業で、イギリスを拠点に案件があるならば欧州であればどこへでも商談に駆けつけていましたね。進学と就職などでおよそ10年間日本を離れていましたが、2016年に本帰国し、海外子会社の統括責任者を担当したほか、自分で越境ECの会社を創業し1年8ヶ月で上場企業へM&Aしました。その後、今のNOW ROOMを設立しています。不動産業界に長く身を置いているわけではありません。

ーーではなぜNOW ROOMのビジネスモデルは生まれたのでしょうか?

事業を0→1で産み出すことが得意でして、新しい事業を生み出す挑戦がワクワクします。こうした私自身の性質がまず起因しているとは思います。

そして、私の海外での生活から得た、「どうしてこんなに住まいにコストがかかるのだろう」という納得のできないもやもやとした、素朴でシンプルな疑問が着想です。

先述の通り、私自身大学院時代を含めると10年間ほど海外で生活していた経験があります。最初はイギリスに約6年、次にアジアで約4年。海外で就業し生活しているうちに、「外国籍である場合、住まいを借りることに対して高すぎるハードルがある」と気づかされました。では日本に戻れば安泰か、というとこれまた違う。例えば外国籍の友人が日本で住まいを借りようとすると門前払いをされてしまった話を耳にしたり、事業を経営している立場やフリーランスだとローンが組めなかったり。また、2年間の契約縛りがあることも、家具家電を1から揃えないといけない煩わしさも、「住む家を探すだけなのに・・・」と、やるせ無さを覚えました。私が知る限り、ではありますが、日本を離れると、最初から家具や家電も揃っている物件も多く、初期費用や退去にまつわるコスト的な制約も日本と比べると段違いに低いケースも多い。ではなぜ日本ではここまで初期費用が高いのか、賃貸契約に関するハードルが高いのか、退去時のタスクが多いのか……。

「これでは、住居を確保するために働くのと同じではないか」とさえ感じました。それは私の意志に反することでした。

NOW ROOMというサービスの発想に繋がった背景があります。

ーーどういうことでしょう?

はい、結果就職し起業家の道を選びましたが、私が大学院に進学した理由は、教員を目指していた為でした。学部・院ともに教育心理学を専攻し、「一人ひとりが主役になれる社会」、「個が自由に、そして輝ける社会」に向けて貢献したいとずっと思っていまして、今でもそれは変わりません。

「どうしたら人は自分の持てる力を最大化できるのか、自由に軽やかに自分らしく生きられるのか、、、」こうしたことをずっと考えてきたのですが、「もし、阻害しているものがあるとしたら何だろう」「自分が緩和できる方法は何だろう」と自問した際に、「住まい」の問題も1つあるのではないかと行きつきました。

私は事業家ですから、私の立場で出来ることを模索している中で、「暮らすを自由に」するテクノロジーや仕組みが整うことで、コストや時間が削減され、少しでも自由に人生を進めることが出来るようになるのではないか、必要以上に家賃の心配をせずに暮らせたら、もっと人は軽やかになるのではないか、と。本来の自分のやりたいこと、好きなことに時間を分配できるのではないか、と思いまして、始動しました。

ーービジネスの勝算は、ありますか?


はい、あります。もちろん、46兆円と言われる巨大不動産業界ですから、普通賃貸市場や宿泊市場は、レッドオーシャンの状況下でした。その中でNOW ROOMは、「短期賃貸※」を市場ターゲットに見据え、プラットフォーマーとして事業を推進しています。(※「短期賃貸」:1週間〜1年未満の市場と定義)


私たちが、短期賃貸と定義する市場は、業界の中での市場規模は小さく、大手の介入はほぼない状態でしたが、近年、市場規模自体は3〜4倍と拡大傾向にあり、下記のグラフの通りマンスリーマンションの掲載件数は、4倍規模にまで増加しています。


また、近年多種多様で、家具家電付きの賃貸形態の増加により、短期賃貸市場自体のボーダレス化が進み、旅館業であるホテル、住宅宿泊事業である民泊、宅建業である、マンスリーマンション・シェアハウスを横断的な一つのUIプラットフォーム化とすることで、更なる市場の広がりが考えられます。


こうした短期賃貸のボーダレス化による市場規模の増加により、既存の市場の約10倍の130万室の成長を私たちは見込んでおり、ここをターゲットとして狙いを定めました。

ーー海外での事業展開も視野にあるのでしょうか?

長期的な事業展開としては視野にありますが、今は海外の利便性やユーザビリティをそのまま日本に反映させたい気持ちの方が勝ります。

当初は自身の経験から、海外での起業も過りましたが、やはり日本市場の課題が最も大きいと感じています。「暮らすを自由に」というのは壮大な目標ではありますが、まずは日本の暮らし事情を改善する、ということがミッションだと思っています。

ーー初期費用や退去時の問題など、日本が抱える暮らし事情を改善するのは先が長い道のりです。一朝一夕には解決しない問題にも思えますが、抵抗はなかったのでしょうか。

抵抗はありませんでした。課題が山積している現状を踏まえ、俄然やる気が沸きました。解決しなければ、というミッションが見えますしね。大きな課題は、チャンスでもあります。大きい課題を発見し、細部を突き詰め、私たちにできることがあると感じたら解決に向けて動くのみです。スタートアップやサービス立ち上げの意味がない。

ーー大きすぎる課題で、その解決に至る道も長い……。だからこそやる意味があるということですね。しかし課題解決のためには、スタッフの尽力も不可欠ではないでしょうか。

はい、もちろんです。私は創業者ではありますが、私だけではとてもゴールできない道ですから、チームの助けは必須です。そして一人ひとりスキルや経験から得た知識や知見も違いますし、考え方も違う。ただ、「課題解決に向かう姿勢」や「向いている方向」は共通です。

創業間もないころは私自身がイベントなどに登壇するたびに、企業理念に共感してくれるか、そして会社が求めるスキルを有しているかという判断基準で、周りに声をかけていきました。そしてどちらもある、と思ったら迷わず誘いました。

今はクチコミでNOW ROOMをご存知いただき、志願される方も増えてきましたが、事業は拡大傾向ありますので、エンジニアを中心に募集しています

ーーでは、NOW ROOMがこれから必要とするチームメンバーはどんな人物像でしょうか。

「誠実に課題に向き合う、圧倒的な主体者集団であり、一人ひとりが主役であれ」とチーム全員で決めました。

その上で私がリクエストするとしたら、「やりきる人」であり、「即戦力」として最後までやりきる人。自ら課題を設定し、かつ、その答えも見出すことのできる人。

私たちが実現しようと思っている世界は、もしかしたら理想のまま終わってしまうかもしれない。そうさせないために会社をつくり、サービスをつくりました。ともにゴールまで走り抜いてくれる人を求めています。

ーー千葉さんにとって、チームメンバーはどういった存在ですか?

なくてはならない存在、ともに歩む戦友・同志です。よく会社を家庭、チームメンバーを家族と捉える見方もありますが、私としては、互いに互いを厳しい目で見つつ、励まし合い、必要なことは伝え合いながら業界変革を共に目指す「戦友」であり、「同志」という言葉がしっくりきます。

ーー千葉さんにとって、「会社」とはなんでしょう?

「手段」です。

会社は、究極的にはなくてもいいものだと思っています。会社がなくても成り立つのが本来の社会。そのためのプラットフォームないし、ツールを提供するのが私たちであるという考えです。そう考えると……会社がなくなることが、理想になるのかもしれません。

会社は私のものではないし、誰のものでもありません。ホストの方、ゲストの方をはじめ、地域社会の皆さんや出資してくださっている皆さん、従業員、その全員が必要だと思うからこそ成り立つのが会社です。

会社やサービスを使って、どんな社会にできるのか?

どんな世界にしたいのか?

あくまで会社やサービスはその手段であることを、忘れてはいけないと肝に銘じていますし、誰よりも、私たち自身がNOW ROOMの提供者であり、利用者であれ、と思っています。ただ、それだけではいけない。

サービスを作ってリリースした以上、それが100万人に使われるようなサービスにならないと、存在意義がない。ただの自己満足と変わらない。

じゃあ、そうならないようにするには、どうすべきか?

どのような方がどんな課題をもっているか、そこをしっかりと見定めることが大事です。そして、それに沿ったサービスを提供すること。私を含めスタッフ全員が念頭に置いていることでもあります。

ーー今のNOW ROOMが目指すゴールは?

どの地点に置いても「暮らすを自由に」この一言に尽きます。NOW ROOMは「暮らすを自由に」を企業理念に、短期賃貸のプラットフォームとしてホストの方、ゲストの方、双方にとって有益に、そしてより便利に活用いただけるよう、引き続きサービスの拡充を目指して参ります。

2021年1月11日 株式会社 NOW ROOM 代表取締役 千葉 史生

【会社概要】

URL :https://nowroom.jp/company


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