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【PMインタビュー】インターネットへの違和感とブロックチェーンの可能性



こんにちは!スタートバーンの水野です!

引き続きスタートバーンの個性豊かなメンバーをどんどん紹介していきたいと思います!

スタートバーンでは、ブロックチェーンを用いて、アートのためのインフラやサービスを開発しています。エンジニアそれぞれの高度な技術や知識、アート部門の豊富な知見やネットワークはもちろん、彼らを取りまとめるPM(プロジェクトマネージャー)は、非常に重要な役割を担っています。

第4回になる今回は以前PM対談でも出ていただきました、松本光広さん(愛称:みつさん)のインタビュー記事です!
前回のPM対談も、まだの方は是非ご一読いただけると嬉しいです!!


インターネットとの出会い
、大学院での研究とその先に感じた巨大プラットフォーマーへの違和感。そして、ブロックチェーンの可能性と未来について楽しく語ってもらいました!


インターネットとの出会い

—— 大学でソフトウェア無線の研究をされていますが、子供の頃からITが好きだったんですか?

小学校高学年から中学3年までアメリカに住んでいたのですが、友達も少ない上に親も仕事が忙しくて孤独を感じていました。「誰かと繋がりたい」と思って当時ネットの匿名掲示板にハマったのが最初ですね。愚痴を書き込むと、名前も顔も知らない誰かが返事をくれる。純粋にインターネットの素晴らしさを感じて、その延長線上で大学の理工学部に進みました。

—— インターネットというとプログラミングを学ぶイメージですが、無線やDTNなどインフラ技術の研究をされたのはなぜですか?

大学の研究室を選ぶために見学をしていて、無線端末同士を通信させるZigBee(IoTやセンサーネットワーク、家電の遠隔制御などに用いられる近距離無線通信規格の1つ)のデモをしていたんです。「目には見えないけど通信技術で繋がっている。これがインターネットの本質だ」と感じて—— 。かっこいいなと思ったんですよね。僕にとっては、無線技術もどこか人間的なものに感じたんです

—— 人間的ってどういうことですか?

例えばWi-Fiでデータを飛ばす際に処理が多すぎると「パケット落ち」が発生しますよね。人間に例えると「すごく忙しくてテンパっているときに話しかけられても、相手の言っていることを拾えずに情報が抜け落ちる」のに近いんですよ。無線技術を掘り下げるほど、むしろ「人間的なもの」が見えてくる。なんとなく「人でも機械でも、自分は”コミュニケーション”に興味があるんだ」と気がつきました。

—— なるほど!わかりやすいです!



—— 大学は理工学部で通信技術研究だけど、就職はIT企業じゃなかったんですね。

たしかに大学時代の同僚はGoogleやFacebookなど巨大IT企業に就職した人も多いです。たぶんそれが王道ですね。ただ僕は大学院でネットワークの研究をしながら「ITの巨大プラットフォーマー」に対する違和感をずっと抱いてたんです。僕が最初にのめり込んだ「みんな平等に繋がり合うネット社会」ではなく、特定企業が独裁的に支配していたんです。

—— 自分が好きなインターネットではなかったということですか?

そうですね。最初にスタートバーンのオフィスに遊びに来たときに未だに覚えていることがあって —— 。当時、僕はブロックチェーンの知識が全然無かったんですが、代表の施井さんが「ブロックチェーンで平和的に繋がる仕組みを目指している」と言っていたのがとても印象的でした。

巨大ITプラットフォームが寡占して独裁的に振る舞うインターネット業界への違和感。自分が好きだった、無名でも匿名でもフラットに伝達してコミュニケーションする仕組み。その両方にしっくり来る話でした。あの一言が、スタートバーンで働いてブロックチェーンに関わろうと感じた第一歩だったと思います。


「共通言語」を持つための努力

—— PMとしてお仕事されるなかで、心がけていたことはありますか?

ユーザー目線」と「共通言語」の2つが大事だと思っています。例えば、誰かが「こういう表示をしたほうがいい」とアイデアを出すとしますよね。それがエンジニア視点になれば、一回だけ表示なのか毎回表示するのかで仕様も大きく変わってきます。また、これには「どちらがユーザーにとって必要なものか?」の視点も必要なんですよ。全てのバランスを取るためにはみんなの目線を尊重しつつ、「そのなかで共通言語をどう作るか?」が必要になります。

—— 立場がみんな違うから、共通言語が必要ということですね!

PMが共通言語を作ることで、全員がスムーズに働けると思います。また、それぞれの目線で「こうしたほうがいいのでは?」と解決策を出します。さらにその解決策についての議論だけでなく、「ユーザーが達成したいこと」に立ち戻ると意外とシンプルな答えが見つかることがあるんですよ。このようにユーザーの目線に合わせつつ、実装する際のバランスにも気を遣うことが重要ですね。

—— バランス、ですか。

はい。だからPMって全員の意図をなるべく正しく理解しなければいけないと思っています。みんなの発言はひたすらメモを取りますし、わからない言葉や知識も調べて自己解決します。このように状況を整理することで、やっと共通言語化できるんです。スタートバーンに入社してからは、Vue.js(Webアプリケーションにおけるユーザーインターフェイスを構築するための、オープンソースのJavaScriptフレームワーク)など毎日プログラミングの勉強もし始めました。

—— 確かに!みつさんは勉強熱心なイメージありますね!

ありがとうございます。笑 エンジニアと議論するとき、プログラミングが理解できていればより良い共通言語が作れるんですよ。ただ資料を読んで概要を掴むだけじゃなく、自分自身でプログラミングを読み書きしたほうが同じ視点に立てると思います。


全員で意見を言い合う会社

—— スタートバーンのメンバーについてどういう印象をお持ちですか?

とにかくみんな熱量があるなーって思います。例えば以前、今後リリース予定の機能について全社で議論をしたとき、本当にみんな自分の意見が言っていたんですよ。「ここをケアすべきだ」や「こうしたほうがいい」など全員が率先して自分から意見を言いますよね

—— 私もそう思います!

普通、大勢の議論になると「意見を聞かれたから頑張って何か言わなきゃ」みたいなスタンスの人も多少いるはずですね。でもスタートバーンでは、アート業界に強い人やブロックチェーンに造詣が深い人などの色々な視点があって、全員が自分なりの視点と考えを必ず持っているんですよね

—— 本当にあらゆる意見が飛び交いますよね!

そうですね。ランチ中やちょっとした立ち話でも、自然とそういう議論が行われていますね。またタスクを割り当てられていなくても、サービスのバグや使いづらいポイントを細かく発見する人がいます。メンバー全員が自然とそうなっているのはとても良いことだと思います。


「新しい仕組み」を作るときに必要なこと

前例がないことを楽しめるかどうかが大事だと思います。ブロックチェーンを使ったサービスの前例は少なく、お手本がほぼ無いんです。それが不安要素になるのではなく、むしろその状況を楽しいと感じています

—— 私もです!みんなそうかもしれませんね!

そうですね。「仕事を通じて自分がどう成長するか?」はもちろん考えているんですが、新しい仕組みのあるべき姿を常に考えています。私たちは常に「もっと良い仕組みはなんだろう?」や「世の中にあるべき仕組みはなんだろう?」と考えています。だから全員が自然と利他的になっているのかなと思います。

—— だからいつもいい雰囲気なんですね!みつさんが仕組みを考える上で必要だと思うことはなんですか?

「当たり前の前提を払拭して、価値観の全く異なる人が使うことも想定できるか」ですね。
例えば、うちのメンバーにはバングラデシュやインドネシア出身で、イスラムを信仰している人もいるじゃないですか。先日何気ない会話の中で「クリスマスは何をしたの?」って聞いたんですよ。すると「僕らはイスラムだからクリスマスはやらない」って言われて、「ああ、そうだ」って気付かされました。

世界に広めたい仕組みも一緒だと思うんです。日本で普通に生活していたら当たり前に感じてしまう価値観や考えが、世界では通用しないんです。誰かが前提を勝手に決めつけて進めれば、その仕組みを理解できない人が生まれてしまうんですよね

—— 何気ない会話からそう言った学びを得られているんですね!

そうですね。あと開発においても必要な仕様通りのコードを書くだけではなく、ユーザーから見た気持ちよさ・美しさ・快適さとか「このUIで本当にユーザー全員が理解できるか」を考えながら手を動かせる人は、スタートバーンに向いてるんじゃないかと思います。

—— そういう方がたくさん入ってくれると嬉しいですね!!
では最後に、みつさんの今後のビジョンを教えてください!!

仮に「10年後」だとすると。
僕の子供がちょうど、自分がアメリカに移住したときの年齢になるんですよ。漠然としてますが、自分の子供の世代に残る何かを作ることに関わりたいです。当時の僕のように、恐らく子供も10年後の僕や社会の姿をみて自然と何かを感じとるはずです。そのときに僕のことを見て「パパはお仕事大変そうだけど、なんだか楽しそうだな」と思ってもらえると嬉しいですね。
また日本は暗いニュースが自然と多く感じますけれども、ブロックチェーンがそういう課題をひとつでも多く解決したりできたら良いと思っています。未来の可能性がある仕事って楽しいですよね。
だからブロックチェーンに関わる仕事をする人が増え、その結果社会全体が良くなってくれたら嬉しいですね。



—— みつさん!今日はお忙しいところお時間いただいて、本当にありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!



松本 光広

開発部 プロジェクトマネージャー
1989年生まれ。幼少期をアメリカで過ごす。早稲田大学基幹理工学研究科情報理工学専攻修了。院ではソフトウェア無線やDTNについて研究。卒業後は教育系ベンチャーにてウェブマーケ、営業、人事等を担当。2018年よりスタートバーンにプロジェクトマネージャーとして入社。趣味は映画、言語の勉強とトレイルラン。また大学時代の活動が高じ、神奈川県出身ながら、鳥取県江府町のふるさと大使を務める。



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