こんにちは、人事の倉田です。

ZIZAIには5つのバリューがあります。このバリューは2019年4月にできたもので、運用をはじめて、早いもので1年半が経ちました。バリューと向き合っていく中で、1つ1つのバリューをより細分化・言語化し、日頃の行動や発言、意思決定などがよりバリューに立ち返えることができるようにしたいと思い、バリューの詳細化プロジェクトを4ヶ月ほどかけて行いました。

そして、より詳細になったバリューの定義をオープンにすることにいたしました。このことによってZIZAIに興味を持ってくださる方が事前にZIZAIの価値観について詳細に知ることができ、面談や面接をもっとお互いのことを知るための時間として使えるようになると考えています。

ZIZAIがバリューを重視する理由

ZIZAIがバリューを重要視する理由はこの通りです。ZIZAIの５つのバリューは会社や事業を成長させるため以外にも、個人としてこの5つを意識した行動をすると幸福度が上がると考えたものになっています。また、単純に「スキルが高ければ良い」というわけではもちろんなく、会社のチームとして共に働く以上、こうした価値観に共感し、体現し、伝播させていこうという姿勢が必要であると考えています。

詳細化する目的

ZIZAIでは5つのバリューができて以来、バリューでの評価、表彰、Slackのスタンプを作るなど、日常的に会話の中に使用されるようにして言葉自体のインストールはできていました。

しかし、運用する中で、バリュー解釈が人によって異なり、評価のギャップや採用に影響する課題があることがわかりました。

例えば「主人公で、いこう。」と言うバリューは、ある人にとっては「何にでもいち早く手を挙げること」で、またある人にとっては「最後まで責任を持ってやること」だったりしたので、メンバーが「自分はこのバリューを体現できている」と言っても評価者と解釈が異なり、なかなか思うようにバリュー評価が上がらなかったり、評価者の方も具体的に何をどう改善すると良いのかフィードバックすることができませんでした。

また、採用面接でも同様に、複数の面接官が参加すると、人によって解釈がずれるので判断軸として機能させるためにも詳細化が必要だと言うことになりました。具体的に何をしたかというと下の画像のように、①バリュー一つずつに含まれる要素の分解、②その体現レベルの定義、です。

ZIZAIのバリューが意図すること

代表陣・マネージャー・人事部で議論を繰り返して以下のような要素に落ち着きました。

主人公で、いこう。

・自発性

自分の意思があり、自らのエネルギーで物事に取り掛かること。

・責任感

自ら決めたことや任されたことを最後まで一生懸命やり抜くこと、結果を出すこと、結果が出なかったときに誠心誠意向きあうこと。

・巻き込み力

自ら人を巻き込み、熱量を伝播させること。人の意見を引き出すこと。

いますぐ、動け。

・着手＋レスポンス速度

スキルや経験にかかわらずどのレイヤーの誰でもでき、スピードは信頼を得るために必要なこと。ただし、着手は早いがアウトプットの質が低すぎるのは信頼を失うことになるのでNG。
「業務時間外にも絶対即レス」など強要することはないが、レベルの高い人はレスポンスが早い人が多い。

・完了までのスピード

プロジェクトを終結させるまでのスピード、結果を出すまでのスピードのこと。

・調整力

完了までのスピードを上げるために必要な要素。いつまでにどのくらいのクオリティで出すべきか上長やクライアントと適切に握れることが大事。
完了するまでに人に割り振る、スケジュールを決める、など期限まで望まれたクオリティで完成する段取りを組めること。
依頼した人への配慮や軌道修正のために中間報告も必要。

昨日を、超えたか。

・変化力

不必要なこだわりやプライドを捨て、謙虚な姿勢で向上心を持って本・人・経験などあらゆるものから学び、自らの強み・弱みを常にアップデートし続ける。

まず、リスペクト。

・人の良いところを見る力

人との向き合い方において、人から学ぶには人のいいところを見ることから始まる。
ただし、迷惑をかける人まで許容しようということではない。

困難を、遊べ。

・ピンチはチャンス

誰もが困難にぶつかることはある。しかし、困難は成長の機会を提供してくれる。
つまり、見方を変えれば、ポジティブに捉えることができ、状況を好転させ、自らの成長につなげることができる。ピンチはチャンス。

5段階評価

バリューについては、それぞれの構成要素ごとに5段階で評価していくことになります。

画像のような5段階評価シートを社員全員に配布しました。面接の評価基準としても使用する予定です。5段階中の1(不可)が一つでもある場合はZIZAIの社員として相応しくなく、社員の場合は早急な改善をしていく必要があります。評価者となるマネージャー(事業部長レベル)は最低でも3(可)以上が必要になります。5(優)はバリュー120%体現者というレベル感となっています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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